世界ジオパーク「隠岐の島」撮影レポート― 三郎岩編 ―

2025年8月31日、私たちは菱浦港から船で出港し、およそ20分。海士町を代表する景勝地のひとつ、「三郎岩」の撮影に臨みました。
三郎岩は、もとはひとつの巨大な岩が、長い年月をかけた自然の力により三つに割れてできた奇岩。圧倒的な存在感を放ちながら日本海にそびえ立つ姿は、まさに地球の営みを目の当たりにするような迫力がありました。
特に、朝日が水平線から昇り、三郎岩を黄金色に照らし出す瞬間は息を呑むほどの美しさ。刻々と変わる光と影が岩肌に映し出され、自然と時間が織りなす荘厳な風景を記録することができました。
今回の撮影は、隠岐ユネスコ世界ジオパークの魅力を発信する取り組みの一環として行われており、雄大な自然とそこに宿る物語を、映像を通じて多くの人々に届けてまいります。